オリンパス

CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など

B. 社会やお客さんに対する貢献の形

C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

まとめ

 オリンパスは1919年に設立された日本の光学機器・電子機器メーカーで、医療や科学、映像の3つの分野で主に事業を展開しています。名前の由来はギリシャ神話で神々が住む山とされるオリンポス山を由来としています。コーポレートスローガンは「Your Vision, Our Future」です。


 医療、科学、映像の分野で事業を展開しているオリンパスですが、その中でも医療分野が売上の70%近くを占めています。オリンパスは内視鏡や顕微鏡やデジタルカメラなど光学機器・電子機器を製造し販売していますが、特に内視鏡に関しては世界シェアの約75%を占め、内視鏡など医療用光学機器メーカーの世界トップです。また、ICレコーダーも日本国内でも国外でも非常に高いシェアを占めます。


 ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!


A. 企業の理念、雰囲気、文化など

 企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。


 オリンパスの経営理念は「Social IN」という、「社界の価値を会社の中に取り入れる」という意味の造語で掲げられています。これは、オリンパスHPから引用すると、


 オリンパスグループは生活者として社会と融合し、価値観を共有しながら事業を通して新しい価値を提案し、人々の健康と幸せな生活を実現していきます。

 という考え方です。そしてその「Social IN」の中には「INtegrity」「INnovation」「INvolvement」の3つの柱があります。


 「INtegrity」は社会に誠実で高い倫理観を持ち人権を尊重すること、「INnovation」は価値の創造を目指し革新的価値の提供・活力ある職場環境をつくること、「INvolvement」は社会との融合を図り環境との調和・社会への貢献を目指すことがそれぞれ表されています。


B. 社会やお客さんに対する貢献の形

 「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。


 オリンパスの最も強い事業分野は医療です。内視鏡をはじめとして質の良い医療機器を、日本のみならず世界に幅広く提供しているという点で、オリンパスは世界的に多くの人の役に立つことがしたい、社会貢献性の高いことがしたいという考え方の方には合っているかもしれません。

 メーカーなので、金融の個人向け営業のような個人個人の役に立つというよりは、社会に広く貢献し価値を提供するという側面の方が強い仕事と言えると思います。「貢献性の高い仕事を」と思っていても、どのように貢献したいのか、具体的に考えて検討してみてください。


 それからCSR活動についてですが、オリンパスでは医療機器の提供だけでなく、新興国において医師の育成という活動も行っています。医療・科学・映像という分野で事業を展開する企業として、その知見を生かして事業分野に関するCSRを行うことでより企業としての価値を高めています。


C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

 「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。


 オリンパスの社内風土としては部署によって封建的な文化のところも挑戦的なところもあるようです。

 オリンパスは海外でも多くの売上を上げていることからも、今後ますますのグローバル人材の育成を目指しています。そのためグローバル人材の育成に積極的で、若手のうちから海外で活躍する機会が多いです。また2016年には教育統括部が設置され、国内の従業員に関してもキャリア開発にかかわる戦略立案やプログラム企画などが進められています。そして全従業員向けの階層別研修と職種・業務別の機能研修とに分け、それらを有機的に連携させてビジネススキルの基礎も事業に関する専門性も高めていくことを目指しています。


D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

 「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。


 世界的に存在感のある企業というだけあり、福利厚生や人事材度は整っているようです。そのため女性の働きやすさもある程度は守られているようですが、正直部署によってカラーが異なるという声の方が多いです。まだ男性管理職が多いこともあり男性社会的な面が強いかもしれません。

 成長環境に関しては、キャリアプランを明確に人材情報に登録できるため地震の評価や能力、スキル次第でキャリアプランを叶えやすい環境と言えそうです。


E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

 「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。


 オリンパスは本社を新宿に構え、2017年3月時点でグループの連結売上高は7,481億円、従業員数は34,687人となっています。グループ会社は108社(非連結子会社及び持分法非適用会社含む)ととても多くグローバルに展開しています。

 売上高構成比は、連結売上高7,481億円のうち日本が21%程度、北米が約35%、欧州が約23%、アジア・オセアニアが約19%、その他が約2%となっています。


 内視鏡の分野では世界最大手メーカーとして有名です。それ以外にも技術力で世界的に様々な製品のシェアをとっています。地域別の売上高構成比を見れば、オリンパスがいかに世界的に価値を提供している企業かがわかると思います。



まとめ

 さて、ここまでオリンパスについてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分の軸をハッキリとさせた上で、オリンパスが自分に合っていそうかどうか、改めて考えてみてくださいね。


編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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