アイフル

　アイフル株式会社はアイフルグループの中核企業で、大手消費者金融業者です。事業は消費者金融事業や腑動産担保金融事業、事業者金融事業を展開しています。

　社名の由来は５つの英単語の頭文字で、「Affection（愛情・優しさ）」「Improvement（進歩）」「Faithfulness（忠実・信頼）」「Unity（結束）」「Liveliness（活気良い）」からできています。一時、チワワの印象的なCMで話題となっていました。

　ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます！

A.　企業の理念、雰囲気、文化など

　企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。

　アイフルの理念体系は、心の指針としての「四つの礎」、心構えとしての「社員心得」、行動の指針としての「行動宣言10か条」が経営理念を支える柱として制定されています。そして経営理念は、「誠実な企業活動を通じて、社会より支持を得る」（アイフルHPより引用）で、社業を通じて会社として達成すべき目標という位置付けです。

　2000年代に世間のイメージダウンにつながる報道があったことを一つのきっかけとして業績が悪化したこともあり、社会からの信頼を得るという姿勢を大切にした理念を掲げているようです。

　次に、経営理念を支える３つの柱について、HPより引用してご紹介していきます。

「四つの礎」：実力頼恩・誠努信感
四つの礎とは、経営理念を支える「心の指針」です。経営理念を達成する為　の心構えや、社員の心の有りようを示しております。
「行動宣言10か条」：
お客様第一主義
お客様への説明責任
社内外の声の尊重
法令遵守
社会貢献
情報開示
生きがいのある職場
株主様への約束
健全な企業活動
グループコンプライアンス
「社員心得」：
自立心
他に依存することなく、自ら考え実行する。
規律性
社会および組織の一員であることを自覚し、規律を遵守する。
向上心
常に向上意欲を持ち、積極的に課題にチャレンジする。
創造性
既成概念にとらわれず、創意工夫で業務の改善に取り組む。
連携志向
組織の連携と協働で、組織力を最大限に活かす。
計数意識
数値で事実を把握し、客観的に判断する。

B.　社会やお客さんに対する貢献の形

　「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。

　消費者金融の事業では個人消費者に対して融資という形で貢献でき、直接的に消費者と接することができるお仕事ができます。また、事業者向けの融資の事業では法人のお客様に対して役に立つことができると言えます。

　また、アイフルはお客様第一主義を掲げているので目の前のお客様に対して丁寧な対応をすることができます。しかし融資するには条件があり、個人的な感情で融資して助けになりたいと思ってもシビアに条件を見て判断しなければならない場面も多々あります。そういった点では葛藤することもあるでしょう。

C.　成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

　「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。

　アイフルには目指す役割に応じて「Sコース」と「Eコース」があり、それによって将来のキャリアアッププランが異なります。これはどのようなライフプランを描くかは人それぞれであることを尊重した制度です。

　また、入社後に価値観が変わってコース変更したくなる人も一定数はいるであろうという想定から、入社後のコース変更のためのキャリアチェンジ制度も用意されています。

D.　研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

　「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。

　入社してから業務を遂行する過程で様々な研修プログラムを受講します。大きく分けて３つのプログラムがあり、「基礎研修」「アセスメント研修」「能力開発研修」となっています。

　「基礎研修」は配属にかかわらずビジネスマンとしての基礎を学び、「アセスメント研修」では管理職や指導職を目指す人に対して必要な能力やマインドを見極めて課題発見につなげるプログラムを行います。

　また、「能力開発研修」では専門分野および個人的にスキルアップが必要な能力の養成を図ります。なお、アイフルにはもう力を伸ばすことで昇級する「昇格」と、経験や業務熟練といった能力開発の途中段階に対する評価での「昇号」があります。

　福利厚生としては基本的な日本の大手企業の福利厚生はしっかり整っています。また、勤務先の可能性は全国様々ありますが、借上の寮や単身赴任手当もあります。

E.　業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。

　銀行系ではなく独立系の消費者金融として最大手のアイフルは、1967年創業、2015年3月時点で売上高877億円・従業員数は単体で1,069名、連結では2,293名にのぼります。

まとめ

　さて、ここまでアイフルについてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか？自分の軸をハッキリとさせた上で、アイフルが自分に合っていそうかどうか、改めて考えてみてくださいね。