日本郵船
CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
まとめ
日本郵船は「海・陸・空」にまたがる総合物流企業です。売上高は日本NO.1、世界でもトップシェアを誇っています。その歴史は長く、創立から130年が経った日本最古の海運会社です。
海運業は市況に左右されて安定しないというイメージがありますが、今まで培った技術力を生かして新たな領域でのサービスが展開されており、さらなる飛躍と他社との差別化に挑戦しています。
日本初の株式会社で、三菱財閥の源流として知られています。そのため社風は堅実で、チームワークが重視されるようです。
ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!
A. 企業の理念、雰囲気、文化など
企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。
日本郵船の企業理念は「Bringing value to life」。グローバルな総合物流企業グループとして安全・確実な「モノ運び」を通じて、人々の生活を支えています。その理念を実現するために、3つの心構えがあります。(採用HPより引用)
・誠意
うそいつわりのない心・私利私欲のない心。まごころ。お客さまをはじめ、相手を尊重して、相手の立場を徹底的に考え抜く気持ち。思いやり。
・創意
これまでだれも考え付かなかった考え。新しい思い付き。現状に満足せず、より良いものにするための『原動力』、つまり『変革』や『挑戦』。
・熱意
一途にそれに打ち込んでいる気持ち。熱心な気持ち。困難なものに対して、継続して達成するまでやり遂げる熱い思い。
これらを日々の業務で実践し、社員の間で受け継いでいっています。
社内の雰囲気としては穏やかで社員同士の仲がよく、様々な部署でサークルやパーティなどのイベントが開催されているようです。一方で海上職の船内などは完全な縦社会で、体育会系の気質があります。職場によって雰囲気は違うといえるかもしれません。
社風は堅実で、新しいことにどんどんチャレンジするよりも、コツコツ積み重ねて知識や経験を蓄え、将来的に大きな仕事を率いたいという人の方が多いようです。
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。
世界各国で国境を越えてモノが輸送されるのが当たり前の時代。多くの人々の生活になくてはならないライフラインを担うという仕事に、誇りを持っている人が多いようです。
また、日本郵船では本社に広報CSRグループを設置し、グローバルに様々な貢献活動を展開しています。たとえば「環境活動」としては、環境技術開発への投資を通じて、環境先進企業グループを目指しています。海運業は多くのエネルギー資源を要するからこそ、事業活動と環境のかかわりを数値で把握し、より環境にやさしい事業活動を行っています。
また、「社会貢献活動」では豊富な国際輸送ネットワークと膨大な船舶を生かし、再生自転車やランドセルを世界各国に輸送したり、災害時の物資輸送を行っています。国内でも、社員によるボランティア活動や博物館等の運営など、活動は多岐にわたっています。
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。
ジョブローテーションが3年に1回程度、年次関係なく行われるのが日本郵船の特徴です。これによって社員が自らのキャリアプランを実現しながら、将来的に会社の核となってくれることを期待しています。さらには顔見知りの社員が増えることで、グローバルでありながらもコミュニケーションが活発なアットホームな会社を目指します。
このジョブローテーションには海外勤務も含まれ、常に4分の1の社員が海外で勤務しています。また、新人教育として「NYKメイトネットワーク」という制度があり、新入社員が先輩メンターに様々相談できます。
評価は年功序列な側面が大きいです。どんなに若手で能力をもっていても、突出して評価されることはあまりないといえるでしょう。
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。
人材の育成に力を注ぎ、様々な研修制度を整えています。「NYKビジネスカレッジ」ではビジネススキル、海運に関する知識、マネジメントなど幅広いプログラムが用意され、自ら選んで受講できます。海上職向けの研修は年次や役職に応じて統一化されています。
福利厚生は充実しており、ワークライフバランス施策の一環である本社の企業内保育施設は、都心初の試みです。
残業は月平均23.1時間(厚生労働省 女性の活躍推進企業企業データベース(H28年12月現在)より)。みなし残業とはならないようですが、職種によってまちまちなのが現状なようです。
本社は東京駅近くの「郵船ビル」。2009年にリニューアルされ、様々なショップやカフェが入ったオフィスビルです。しかし本社に勤めるのは一部の社員。全世界233拠点で活躍しており、その環境は様々。自分がどんな場所で働く可能性があるのかは確認する必要がありそうです。
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。
商船三井、川崎汽船と合わせて海運大手三社といわれますが、その中でも日本郵船は2位の商船三井と大きな差をつけてトップシェアを誇ります。売上だけでなく営業利益率もトップであり、多角的な事業展開で安定性が高いといえます。
平均年収は職種にもよりますが、約1000万(平均年齢約40歳)であり、同年代の平均年収が約600万ということを考えるとかなり高い水準といえます。
まとめ
さて、ここまで日本郵船についてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?しっかりと企業研究をし、自分にマッチした企業かどうか見極めていきましょう!
RANKING
人気記事ランキングTOPIC
新着記事