LIXILグループ
CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
まとめ
LIXILグループは、100年以上の歴史を持つブランドを展開している、建材・設備機器や住関連サービスを提供するグローバル企業です。戸建住宅・マンションからオフィス・商業施設などの非住宅向けまで、多岐にわたります。
現在、150か国以上で事業を展開しており、従業員は全世界で70,000人以上、毎日10億人を超える人々がLIXILグループの製品やサービスを利用しています。
実力を重視しており、実行力と情熱を求めて企業内の文化を育んでいこうとしているところです。
ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!
A. 企業の理念、雰囲気、文化など
LIXILグループは、「2020年までに世界で最も企業価値が高く、革新的で、信頼されるリビングテクノロジー企業となる」というビジョンを掲げており、以下の3つの戦略で実現を目指しています。(以下、LIXILグループ公式HPから引用)
1.専門性の強化
グローバルに展開するビジネスを、Water Technology、Housing Technology、Building Technology、Kitchen Technologyの4つのテクノロジー事業に再編することで、各分野の専門性を結集させ、ガバナンス・アカウンタビリティ(説明責任)・リスクマネジメントの面でも体制強化を図っています。また、各事業に権限を委譲することで革新的な新商品の開発、スケール・メリットやコスト面でのシナジー効果の追求、より効率的な資本投下や迅速な意思決定が可能となります。
2.シナジーの創出
4つのテクノロジー事業への再編はより大きなシナジー効果の創出につながります。過去数年においてLIXILはM&Aを通じた成長を目指してきましたが、次のステップとしてグループに新たに加わった企業を統合し、安定した成長に結びつけることに注力しています。テクノロジー事業モデルへの移行は各分野の専門性を活かしながら、シナジーが発揮できる体制の構築を実現するものです。さらに、顧客基盤を拡大し、新たな形でお客様のニーズに応えるサービスの提供が可能となります。
3.グローバル体制を支える専門性の高い本社機能
LIXILのグローバル体制は、人事、財務、法務、内部監査、広報、ITといった専門性の高い本社機能に支えられており、すべての事業を横断的に統括し、ベスト・プラクティスの導入やガバナンスの徹底を推進しています。さらに、グローバルな視点を持った経営陣の下、ダイバーシティの尊重と実力主義の徹底を目指した取り組みを進めています。
上記のビジョンと戦略は、「私たちは、優れた製品とサービスを通じて、世界中の人びとの豊かで快適な住生活の未来に貢献します。」という企業理念の下で行われています。
加えて、LIXIL VALUESとして以下の5つを掲げています。(以下、LIXILグループ公式HPから引用)
◆Work with Respect
グローバル企業として、社内外を通してだれとでもオープンで率直なコミュニケーションを進めます。
多様性を重んじ、異なる背景をもった人たちに敬意を払い、実力主義の下ですべての人たちに公平な機会を与えます。
常にゆるぎないインテグリティをもって行動します。
◆Deliver on Commitment
自ら「オーナーのごとく行動」し、事業にかかわるすべての人びと(ステークホルダー)のために価値を創造します。
意欲的な目標を持ち、達成することを約束します。
決定・行動・結果に責任をもちます。
◆Embrace Quality
お客さまに住生活のすべての場面で素晴らしい体験をしていただくことを約束します。
最高の品質を備えた製品とソリューションの提供に尽くすことを約束します。
カイゼン手法を用いて、知識、製品、プロセスのとどまることのない向上に取り組みます。
◆Inspire Passion
大きな夢をもって、自分自身とわれわれの産業、そしてお客さま体験を変革し続けます。
期待を超える成果を出し、コミットメントを超えるべく自らをストレッチします。
すべての取り組みに最高を目指し、「やればできる」の精神を奨励します。
◆Pursue Growth
成長とイノベーションに向かって邁進します。
リーダーとチームの育成のための投資を継続します。
進んで変革を起こし、リスクをとる文化を強化し、スピードをもって、よく考え、話し合って、適切な行動を起こします。
序章でも述べた通り、「世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業」の実現のために社員全員が最高の結果を追求する、多様性に富んだ実力主義の企業文化を育んでいます。努力を惜しまず、根気よく仕事に取り組める人に向いているのかもしれません。
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
お客様満足度の維持・向上を図るために、グループ全体の製品及びサービスに対する顧客満足度調査や、顧客満足のモニタリングと改善につながるデータの再検討を行っています。
お客様や施工などを行うプロユーザーの目線に立った製品やサービスの開発・提供やコミュニケーションに努めており、(株)LIXILで実施する満足度調査を今後も継続し、満足度を測定・公開する仕組みを確立することでグループ全体に広げる取り組みをしています。
また、お客様相談センターや修理受付センター、総合商品情報支援センターのお客様窓口から得たデータベースを分析しPDCAサイクルに則って商品やサービスの改善を行うことで、お客様満足度の向上を図っています。
お客様相談センターでは半期に1度、お客様応対についての満足度アンケートを実施しており、お客様の声をもとにコミュニケーションの改善を進めることで満足度の向上につなげています。
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
(株)LIXILでは、「世界のどこでも力を発揮できるプロフェッショナル人材・リーダー人材の育成」を方針に、リーダー候補を選抜・育成する「次世代リーダー育成」、総合力と専門性の向上を図る「プロフェッショナル育成」、次世代経営リーダー、プロフェッショナルの基礎となる「ビジネスベーシックスキル教育」をテーマとした人材育成に取り組んでいます。
次世代リーダー育成として、経営幹部候補のリーダーシップ強化を目的に「エグゼクティブ・リーダーシップ・トレーニング」を実施しています。参加者は部長クラスが対象で、合宿型ワークショップやパーソナルコーチングなど、1年間にわたってリーダーシップ、事業戦略、グローバルビジネスなどについて学びます。
また、より早い段階からリーダーシップについて考える機会を提供するために課長クラス、主任クラス、20代の若手層を対象とした階層別リーダーシップ・トレーニングも実施しています。若手従業員がリーダーシップや経営スキルや国際感覚を習得する機会としてMBA取得制度も導入しています。
(株)LIXILでは、「実力主義の徹底」のもと全社員の評価を行っており、自ら設定した目標に対して本人が自己評価を行い、それを上司が評価判定し、決定した評価結果について面談を通じてフィードバックを行います。
1年間の活動の振り返りと今後の期待を共有することで、従業員の育成を図っています。
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
LIXILグループは、従業員一人ひとりが能力を十分に発揮しながら、いきいきと働き続けられる職場環境の整備を進めており、(株)LIXILでは、労使による「ワーク・ライフ・フレキシビリティ検討委員会」を設けて出産、育児、介護などのライフイベントに対して仕事と家庭の両立を支援する制度の充実と風土づくりに取り組んでいます。出産休暇、育児休業、介護休業はいずれも、2015年度の復帰率が85%を超えています。
またLIXILグループは、効率的で生産性の高い働き方ができるよう労働時間の適正化に取り組んでいます。(株)LIXILでは従業員に時間外労働の削減を意識づけるために、毎週水曜日の「ノー残業デー」や「残業の事前申告制」を導入しています。また、一般社員だけでなく管理職者に対する始業・終業管理も2015年度より本格的に開始し、長時間労働者に対しては産業医による面談を実施し、予防に努めています。
一 方で有給休暇については取得率50%以上を目指しており、取得率向上を目指し、各自の記念日に取得できる「メモリアル休暇」などの推進策を導入しています。結果として2015年度には有給休暇取得率が45%になりました。
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
住宅設備業界のシェアはLIXILグループがトップです。第3位のTOTOとは売上高が2倍以上の差があり、第2位のパナソニックと業界2強体制が定着しています。2倍以上の平均年収は1047万円で、こちらも業界トップです。
まとめ
いかがでしたか?LIXILが自分に合っていそうかどうか、しっかり考えてみてくださいね!
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