NTTドコモ
CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
まとめ
NTTドコモは、KDDIやソフトバンクと並んで、携帯電話やスマートフォンといったモバイル事業を扱う通信キャリア業界に位置づけられます。NTTの子会社であり、契約数は人口の約50%にあたる約7000万人を誇っています。
また、「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」を企業理念に掲げ、携帯電話事業だけでなく、生活に関わるモノやコトを新たにつなげ、感動を生み出す「スマートイノベーション」に取り組んでいます。
具体的には、5G通信、てがき翻訳、ヘルスケア、農業ICTサービスなどが挙げられます。採用に関しては、事務系職と技術系職の2つに分かれていますが、文系理系に関わらず、どちらの職種にも応募することができます。
ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!
A. 企業の理念、雰囲気、文化など
企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。
NTTドコモでは、
「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」に向けて、個人の能力を最大限に生かし、お客様に心から満足していただける、よりパーソナルなコミュニケーションの確立」
(NTTドコモHPから抜粋)を目指すことを企業理念として掲げています。NTTドコモでは、「よりパーソナルなコミュニケーションスタイル」とは、
「個人どうし確実にアクセスできる」、「リアルタイムにアクセスできる」、「個人単位でのコミュニケーションができる」
(NTTドコモHPから抜粋)ことだと位置づけ、「新しいコミュニケーション文化の世界」を、「いつでもどこでも誰とでも、自由にコミュニケーションが楽しめる」、「パーソナルアクセスのためのマナーが生まれる」、「生活空間が限りなく広がる」世界だと捉えているようです。
また、元々国営だったNTTの子会社ということもあり、基本的には年功序列の色が強く、社風も公務員よりの固めな傾向にあると思われます。しかしながら国内の携帯事業が飽和状態にある現在は、新しい事業を生み出すためにチャレンジ精神を持つ人を積極的に採用しています。社員同士の結束力も高く、協力してものごとを進めていく文化があるようです。
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。
NTTドコモでは、CSR活動は、[事業活動と別にあるものではなく、事業活動そのものだと考え]、「Innovative docomo」と「Responsible docomo」の2つを両輪としています。
「Innovative docomo」とはドコモのICTを活用し、パートナーと協創することで、社会的課題を解決していく取組みのことです。大学講座を無料で学べるサービスや、スマートフォンとセンサーを使って農業の生産性を向上させるシステムなどがこれにあたります。
一方、「Responsible docomo」とは、信頼される企業体質をつくるための取組みです。NTTドコモでは、災害対策や植林活動などの社会貢献活動を行っているようです。
これらの取組みが認められ、東洋経済新報社が実施した「CSR企業ランキング2017年度版」では、国内総合4位の評価を獲得しました。国外でも、企業の持続可能性を評価するインデックスの構成銘柄になるなど、高い評価を得ています。
今や、モバイルネットワークは重要な社会インフラです。人とモノ、モノとモノをつなぐという使命感を持ちながら、国や地域・世代を超えた、社会全体のためにという意識を持って働くことになるかもしれません。
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。
A.であげた企業理念に、「個人の能力を最大限に生かし」とあるように、NTTドコモは人材育成に力を入れており、スキルの幅であるビジネススキルと、スキルの深さである専門スキル、2つの視点で研修制度が設けられています。
ビジネススキルを学ぶために若手社員研修という若手社員向けの集合研修が行われる他、希望した人は海外も含めたパートナー企業やグループ会社へ出向し、OJTを受けることができる制度や海外に留学できる制度があります。また、1つの事業だけではなく幅広い経験を積むために、数年に1回必ずジョブローテーションがあるようです。
さらに、ビジネススキルを広げるだけでなく、深めるために各専門分野に応じたエキスパート研修が実施されています。自らが強化するべきスキルを主体的に開発していく選択型研修や資格取得支援などもあるため、研修制度は非常に充実しているといえそうです。
NTTの子会社ということもあり、成果主義というよりは、比較的年功序列の色が強い会社です。ベンチャーほど「自分で考えてとにかくやる」という社風はありません。しかし、自分が描きたいキャリアプランに合わせた制度は充実しているようです。最初はしっかりと教育を受け、様々な事業を経験してから自分が将来なりたい姿を考えていきたいという人には向いているかもしれませんね。自分はどのような環境で成長していきたいのか、考えてみてください!
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。
NTTドコモでは、主に2つの採用形態に分かれており、自分の望むキャリアに合わせて選ぶことができます。
1.事務系総合職
主に支店にて販売店コンサルティング・法人コンサルティングを担い、その後、本社・支社にてその経験を活かして各種戦略・企画業務に携わります。最初のキャリアを販売コンサルティングにするか、法人コンサルティングにするかは、エントリーの際に選ぶことができるようです。
2.技術系総合職
本社・支社にて若手社員のうちに専門の軸をつくり、中堅社員以降はその軸を中心にスキルを深堀し、発展させていきます。
どちらも文系・理系不問なので、自分がどんなキャリア形成をしたいのかを考えて選んでみてください。
福利厚生の面では、出産支援や育児支援が設けられています。妊娠中の通勤緩和措置として、1日60分を限度とし有給で勤務の始め、または終わりに勤務を免除する制度や、育児休職で子どもが満3歳になるまで休むことができる制度があります。また、育児に専念するために退職した社員を、退職後一定期間以内に社員として再採用する制度もあるようです。
女性のキャリア向上意識の醸成や十分に力を発揮できる環境づくりを進めているとして、2015年には2回目となる、厚生労働大臣認定マーク「くるみん」を取得しました。
その他にも、定時退社を基本とし、時間外労働となる場合は、朝の時間帯を有効に活用する制度や、介護支援、在宅勤務など福利厚生は整っており、ワークライフバランスは比較的良好だと思われます。
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。
NTTドコモは、国内最高シェアの顧客基盤をもつ通信キャリア会社です。最近では、携帯電話事業だけでなく、てがき翻訳やヘルスケア、農業ICTサービスといった生活に関わるモノやコトを新たにつなげ、感動を生み出す「スマートイノベーション」にも取り組んでおり、就活生からの人気も高いようです。
有価証券報告書調べでは、NTTドコモの平均年収は839万円とされています。ここ10年間は、813万円~864万円を推移しています。一般的な上場企業より少し高めの年収といえそうです。安定した給与とワークライフバランスを求める人には、良い環境かもしれません。
まとめ
さて、ここまでNTTドコモについてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?NTTグループについては大手グループ相関図でも今後ご紹介するページを設けるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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