吉本興業
CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
まとめ
吉本興業は、TV・ラジオ、ビデオ、CM、その他映像ソフトの企画、制作および販売、劇場運営、イベント事業などと多くの人に知られているものの他にも、広告事業、不動産事業、ショウビジネス、その他商業施設の開発や運営なども幅広く行っている会社です。
1915年(明治45年)に寄席経営の第一歩を踏み出したことで、現在本店・大阪本部、東京本部をはじめ、各地に12の事業所を展開しています。また、27のグループ企業も展開しています。
ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!
A. 企業の理念、雰囲気、文化など
企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。
求められている能力として、吉本興業株式会社公式サイトでは、
・嘘をつかない、感謝ができる、相手の意見を丁寧に聞くことができる
・「今、○○がおもしろい!」と周囲にプッシュするのが得意
・失敗から学び、笑顔でチャレンジし続ける
とあります。
また、「誰もが、いつでも笑顔や笑い声をもてる社会」の実現を目指して、下記の行動憲章を掲げています。(吉本興業株式会社公式サイトより引用。)
1.最良のエンタテインメントの提供
私たちは、「誰もが、いつでも笑顔や笑い声をもてる社会」の実現を目指します。
私たちは、この大きな目標を実現するため、タレントと協同一致し、持てる能力を最大限に発揮して、子供からお年寄りまで男女を問わず安心して楽しんでいただける最良のエンタテインメントを創造し、これを社会に広く提供して、人々の心に残る「笑い」や「幸せ」をつくりだしていきます。
2.法令等の遵守
私たちは、法令・社会規範・社内規則に従った、公正かつ適切な職務の実行、経営の実現を図ります。
また、私たちの提供するエンタテインメントやタレントの言動が社会に与える影響力の大きさを自覚し、自ら、社会の構成員として求められる価値観・倫理感に従った品位と節度のある行動を堅持するとともに、タレントにおいても、社会規範に沿った倫理的行動が堅持されるよう努めます。
3.反社会的勢力の排除
私たちは、市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力の活動に強く抗議するとともに、反社会的勢力からの接近に対しては、断固として対決し、一切の関係を持たないことを誓います。
また、地域社会や警察等の関係行政機関との連携をとって、反社会的勢力の排除に努めます。
4.社会への貢献
私たちは、社会に支えられて存在することを自覚し、市民社会の一員としての役割を果たすため、積極的に社会貢献活動を行うとともに、環境問題をはじめとした人類共通の課題に対しても、自主的・積極的に取り組んでいきます。
5.人権の尊重
私たちは、職務執行、コンテンツ制作、私生活などのあらゆる場面において、すべての人々の人権を尊重し、性別、信条、身体的条件などに基づくあらゆる差別を行いません。
また、従業員の多様性、人格、個性を尊重し、不当な差別や嫌がらせのない、安全で働きやすい職場環境を確保します。
6.知的財産の取り扱い
私たちは、著作権その他の知的財産権の重要性を深く認識し、有用な知的財産権の創造に努め、これを適切に保全・活用するとともに、他者の知的財産権への敬意をもって行動し、権利侵害をしないよう細心の注意を払います。
7.取引先との関係
私たちは、すべての取引先に対し、良識と誠実さをもって対応し、公平かつ公正な態度で接します。自らの優越的地位を利用した不当な配慮を求めたり、社会常識を逸脱した過剰な贈答・接待などの不適切な関係をもったり、公務員またはこれに準ずる立場の者に対する不当な接待・贈答・便宜供与を行うなどの行為は、一切行いません。
8.企業活動の透明性
私たちは、広く社会とのコミュニケーションを拡充し、企業情報を積極的かつ公正に開示して、企業活動の透明性を確保します。
9.情報の保全
私たちは、社内・社外を問わず、業務に関して知りえた未公表の内部情報・機密情報を利用して自己または第三者の利益を図る行為(インサイダー取引等を含む)を行いません。
また、個人情報についても、法令・社会規範等に従って適正に取得・管理し、目的外の使用や第三者への漏えいは行いません。
10.本行動憲章の周知・徹底
私たちは、定期的な研修等により、私たち自身はもとより、タレントに対しても、本行動憲章の周知・徹底を図ります
以上のことからも感じ取れるように、明るい人、素直に取り組める人が求められており、そのような人が多く働いているような環境なのかもしれません。
B. 社会やお客さんに対する貢献の形
「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。
漫才、落語、新喜劇など、多彩なエンターテイメントが365日楽しめる発信地として提供し、その舞台で磨いた芸をテレビやイベントなどのさまざまな分野で発揮しています。
47都道府県すべてに、それぞれ芸人と社員を派遣&定住し、「あなたの街に“住みます”プロジェクト」として、地域を盛り上げていこうという全国プロジェクトを行っています。笑いの力による地域活性化の目指し、「地域が元気にならないと、日本は元気にならない」をモットーに、各地域活動を応援しています。
6000名を超える所属芸人・タレントを有する吉本興業では、話芸や演技力を生かし、商品やサービスのプレゼンテーションをすることで、消費者にとって分かりやすく親しみやすい内容で、商品のセールスポイントをPRしていきます。そうしてさまざまな企業のPRやセールスプロモーションの手伝いをしています。
C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など
「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。
吉本興業では実力が重視されやすい文化があるようで、基本的にその評価によって給与が決まります。なお昇給の機会は年に1度あります。また、2年目、3年目は各10,000円の昇給があります。
女性がより長く活躍するための環境を整えるべく吉本興業は平成28年4月1日~平成33年3月31日で行動計画を立てており、平成33年までに女性の平均勤続年数を10年以上とすることを目標としています。
2016年12月時点で、役員・管理職の女性の比率は役員0%、管理職13%という数字ではありますが、今後増えていくのではないでしょうか。
D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など
「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。
内定者に対する研修、全新入社員に対し入社後1カ月の教育研修、入社2年目に対し教育研修が設けられています。吉本所属の文化人・タレント・舞台演出家などを講師として招き、総合エンターテイメント企業としての強みを生かしたプログラムを行っており、笑いのプロフェッショナルを肌で感じることができます。
福利厚生に関して、産休・育児休暇については取得実績があり、時短勤務制度も整っています。社宅・家賃補助制度もあり、交通費の手当もあります。
勤務地は、本部である東京・大阪、全国各地の事業所、札幌・仙台・名古屋・福岡・沖縄、またアメリカ・中国・韓国・シンガポール・タイなどの海外の可能性もあります。そのためか、英語を使う機会もあるようです。また、Bでも述べたとおり、「あなたの街に“住みます”プロジェクト」として47都道府県に社員を派遣・定住させていることもあるため、どの都道府県にも勤務する可能性はありそうです。
E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など
「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。
30代での平均年収は約960万円で、実力主義の昇給制度でありますが、年齢を重ねるにつれて年収賞与ともに平均値は増加しています。
芸能事務所ランキングでは第3位の吉本興業は、芸能界において、吉本なしで番組は作れないと言われているお笑い芸人が多数所属する大手です。業界内でもそうですが、お茶の間でも「吉本興業」という名前は広く浸透しており存在感の強い芸能事務所の一つと言えそうです。
まとめ
吉本興業についてご紹介してきましたが、名前や所属タレントだけは知っていたため少し意外な点があった、あるいは想像のままだった、など感じた方もいると思います。しっかりと吉本興業について知った上で、自分に適した企業かどうか考えてみましょう!
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