就職活動で将来のビジョンがないとき、一歩前に進む方法
キャリアプラン
CONTENTS
前提①:そもそも「ビジョン」とは?
前提②:「将来のビジョン」は必要か?
将来のビジョンが見えない原因
①定義が曖昧だからわからない
②考える方法がわからない
③実現可能性ばかりを見てしまっている
④自分で目標を探すことに慣れていない
将来のビジョンを見出すステップ
ステップ1 自分にとって楽しい未来を考える
ステップ2 できるだけ現状ではすぐに実現できないものを選ぶ
ステップ3 その中で現在最も興味のあるものを選ぶ
ステップ4 その未来を目指せる仕事や生き方を考える
まとめ
「自分は将来何をしたいのだろうか…」
これはだれもが抱える悩みだとともいます。これまでの進路選択では”偏差値”という指標があったため、”良い大学”を選ぶことは難しくはありませんでした。しかし会社選びは違います。「将来こんなことができるようになりたい」「こんな自分になりたい」といった思いから会社を選んだほうがいいと言われます。
しかし、「そんなもの持っていないよ…」という人は多いのではないでしょうか?そんな方に向けて、どうしたらビジョンを見つけられるかどうかを紹介していきます!
前提①:そもそも「ビジョン」とは?
就活における「ビジョン」は「働くうえで目指したい理想」と言えるでしょう。
実現可能性より、とりあえず自分がなりたい姿を想像しましょう。そしてそれに近づくために「5年後、10年後の目標」を決め、それを叶えることができる企業を探すのです。
前提②:「将来のビジョン」は必要か?
結論を述べると、就職活動においては必要です。なぜならば、企業側はあなたの見ているビジョンが企業の方針に沿っているか、それに対して成長意欲を持って働けるかを見ているからです。
確かに最初から強い目的意識を持って仕事をする人もいれば、徐々にやりがいを見出して夢につながっていく人もいます。そのため就活の段階で将来のビジョンが必要か否かは意見が分かれます。
- 【将来のビジョンが必要だという人の意見】
- ・自分が生きている理由が明確になる
- ・自分がそのビジョンに近づいていると自信につながる
- 【将来のビジョンが必要ないという人の意見】
- ・そもそもビジョンは見つけるものではなく育むものだ
- ・就活のために無理に捏造する人が増える
ただ、採用側は自社のビジョンに共感し長く働いてくれる仲間を確保したいと考えています。そのため学生に求めることは難しいとはわかってはいても質問してしまうのが心情です。
以上のことから、選考対策という点からみれば、将来のビジョンを考えておく必要があるのです。
将来のビジョンが見えない原因
①定義が曖昧だからわからない
将来という言葉が漠然としていて困惑してしまうケースが考えられます。先述したビジョンの意味とともに「社会人として」将来を考えることを前提に検討しましょう。
②考える方法がわからない
理想に近づくためには計画や努力が求められ、だからこそ難しく考えてしまうことがあります。おおまかなビジョンから徐々に細かく目標立てていくことが大切です。
③実現可能性ばかりを見てしまっている
叶わないかもしれない夢を抱くことを怖がっていませんか。出来るか出来ないかを気にしすぎると、自分でも本音がわからなくなってしまいます。
④自分で目標を探すことに慣れていない
部活などで集団行動に慣れていたり、両親など周りの期待に応えて生きてきた人にとって、「あなたはどうしたいの」は難しい質問です。
紹介した原因が当てはまるからといって、特にあなたが悪いわけではありません。学校では指定されたことや与えられたことを正確にこなすことが求められていたため、急に「ビジョンを見出しなさい」と言われても戸惑うからです。そのため自分を責める必要はなくこれから探していけば良いのです。
将来のビジョンを見出すステップ
仕事という点で将来のビジョンを探すときは以下の4つの段階に分けて考えることがおすすめです。例としては食品会社を起業したい(自己実現)、食糧難を解決したい(社会貢献)などで、働くことに関係するならばOKです。
ステップ1 自分にとって楽しい未来を考える
どんな人になりたいか、自分にとっての理想を見つけ出します。ここではあまり深刻にならず、気軽に考えることがポイントです。
例:お金持ちで家族がいる未来、貧困のない世界、売れる商品の開発、異文化交流が日常的な未来、ある業界における有識者
ステップ2 できるだけ現状ではすぐに実現できないものを選ぶ
今後しばらくの目標を決めるため、一筋縄ではいかないもののほうが良いです。すぐに実現できるものはビジョンというよりもゴールという表現が近いです。
ステップ3 その中で現在最も興味のあるものを選ぶ
いくつも思いついた場合はその中で最も大事なものをひとつ選びます。ビジョン自体抽象的なのであとからイメージが変わっても問題ありません。
ステップ4 その未来を目指せる仕事や生き方を考える
選んだ将来のビジョンをもとに、いますべきことや、就く職種などを見極めます。
例)
将来のビジョン:貧困を減らしたい
その理由:アフリカでのボランティアで子どもたちのハードな現実を知った
実現方法:現地と日本をビジネスでつなぐ→単なる支援でなく、自立を促す
5年後の目標:商社に入る→トレードのノウハウを身に着ける
10年後の目標:プロジェクトリーダーとして現地のビジネスに関わる
まとめ
将来のビジョンを探すことは簡単ではありません。それに将来の目標が就活において重要か否かは意見が分かれるところです。しかし、面接でよく聞かれるため「面接対策」として考えてみることをおすすめします。
とはいっても、社会人としての経験がない皆さんは不安になることもあるでしょう。私たちJobSpringでは ビジョンを見つけるために、何人ものキャリア相談のプロに無料で相談することができます。
見知らぬ人に相談するのは抵抗があるかもしれませんが、誰かの話を聞くことで新たなアイデアを発見して、自分で考えを深める助けになることも多いです。
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