就活におけるグループワーク選考を突破するコツ|受からないときの対処法

CONTENTS

グループワークとは

グループワークで企業が見ているポイント

①コミュニケーションへの積極性

②協力姿勢

③役割を意識した主体的な行動

④課題の解決能力

グループワークで大切なこと~選考突破のコツ~

グループワークに受からない人の特徴4つと改善法

①自分の考えだけで計画をたててしまう

②協力せずにワンマンプレー

③いわれるがままに行動する

④途中で疑問が生じても無視もしくは控えてしまう

まとめ

就活生の7割がグループワークを経験し、平均回数は3回です。特にメーカーなど応募数が多い企業では実施されることが多いといわれています。


ですが、就活生の51%がグループワークを苦手としていて、皆さんの中にもなかなか受からない人がいるのではないでしょうか。グループワークが得意な人は、受かるためのコツを心得ています。


皆さんも人事が注目する点を知って、選考を通過しましょう!実際企業によって呼び方は異なるため、明確な区別はなく、気をつける点も同じです。


グループディスカッションで悩んでいる方はこちらの記事を読んでみてください!


グループディスカッションに落ちるのはなぜ?話せないひと必見の注意点


グループワークとは



グループワークとは選考の一つとして比較的多くの企業で実施されているもので、提示された課題に対してグループで相談しながらその課題に取り組むものを指します。インターンでもよく実施されており、例えば「ある化粧品会社の新商品のマーケティング戦略を考え発表しなさい。」、「定期購読(サブスクリプション)モデルが適用できる次の産業や事業を検討しなさい。」など時間をかけてリサーチをしたり、グループで話し合いを行う必要があるものがよく課題として提示されます。


ちなみにグループワークとグループディスカッションは似ていますが、


  • ・グループディスカッション:議論重視
  • ・グループワーク:作業重視       

と思っていれば問題はないでしょう。グループワークはどの選考段階でも行われることがありますが、ある程度人数を絞った2次選考以降でよく実施されています。


グループワークで企業が見ているポイント



では企業の方々はどのような狙いでグループワークを選考として取り入れているのでしょうか。また、どんなことに気をつければ良い印象を与えられるのでしょうか。


①コミュニケーションへの積極性

仕事を行う上でメンバーと積極的に意思疎通を測るのは重要なことです。なぜならば仕事は一人で完結するものではなく、必ず他者の協力があって成り立っているためです。


ここで大事なポイントはコミュニケーションが上手いかどうか、ではなく自ら関わる意志があるか否かという点です。


つまり、ムードメーカーのような高い対人力がなくとも、「他人の意見を聞き、自分の考えを伝えることができる」という基礎的なものがあれば問題ないということです。


②協力姿勢

先で述べたように仕事は他人の協力が必要不可欠であり、グループワークも例外ではありません。自分が活躍することにこだわりすぎず、全体を把握することを意識しましょう。


よくあるNGなケースとしては、発言回数を増やそうと人の話をさえぎったりすることです。これでは仕事で必須のチームプレーが出来ない人間と判断されてしまいます。


一方、輪に入れない仲間に会話を振るなどの行動は高評価をもらえるでしょう。


③役割を意識した主体的な行動

まとめ役やアイデアマンなど、自分の得意分野を意識して役目を果たしましょう。目立つ必要はありません。発言回数や発想の奇抜さよりも、チームに貢献できたかが評価されます。


例えば、作業や議論が本題と違う方向にそれたとき、「いま〇〇が大切だと思うのですが、少し方向修正をしませんか」の一言だけで人事の印象に残ることができます。


④課題の解決能力

グループ全員で協力し適切なプロセスを経て解決策を見出せているか、結果として課題をしっかりとクリアできているかどうかなども重要な要素です。コンペティション形式の場合もありますが、その場合は解決方法としてどちらが実現可能性が高いか、具体的かということまで検討され、総合的に優れている方が評価が高くなります。


グループディスカッションでは答えのない抽象的な課題がありますが、グループワークでは優劣を付けやすい課題が設定されていますので、結果重視の選考とも言えるでしょう。


グループワークで大切なこと~選考突破のコツ~



グループワークは主にチームワークが大きな評価軸になります。就職をした後はさまざまな利害関係者とともに仕事をこなしていかなければなりません。


会社では責任が分散される代わりに一人一人が自分の役割をしっかりとこなすことが求められ、一定のパフォーマンスを長期間にわたって要求されます。さまざまなプレッシャーを乗り越える時に重要なのがやはり同僚や他の社員の存在です。


グループワークではそのような状況を想定して、その人が人とどのように協働できるのかパフォーマンスは上がるのかという点が非常に重要視されます。意見を言い合う時に妥協することなく、しっかりと議論を成立させることができるかが選考突破の鍵です。この際、必ずしもチームリーダーになってリードしなければならないというわけではなくしっかりとどの立場でもチームに貢献できるように常に周りに気を配りましょう。


グループワークに受からない人の特徴4つと改善法


以下では前述したグループワークで企業が評価している4つの指標に対応させてグループワークに受からない人の特徴を説明していきます。


①自分の考えだけで計画をたててしまう

⇒せっかく仲間がいるのですから一緒に考えましょう。


コミュニケーションが欠如することにより、独りよがりなアイデアを課題の解決策として推し進めてしまう例です。このような場合チームとして出されている課題に対して個人の意見ばかりを詰め込んだ解決策を提示してしまうことになりますから評価がかなり低くなります。しっかりと意思疎通をして、あらゆる人の視点から物事を見据えて問題の解決策を探しましょう


②協力せずにワンマンプレー

⇒自分で全部やって目立とうとしても逆効果です!


目立ちたいがために自分の意見ばかり通そうとする場合などに起こります。グループワークで自分の能力をアピールしたい気持ちはわかりますが、チームメイトと協力する姿勢を見せない場合、グループワークでの結果につながりません。どんなにあなたが優秀でも他のグループが考えを複数人で分散しブラッシュアップしているのであれば、一人の方が質の低いものが出来上がります。協力姿勢を全面的に押し出してメンバーの能力を最大限引き出すことに集中しましょう。


③いわれるがままに行動する

⇒もしまとめ役がいても、その人の指示どおりに動くだけでは人事の印象に残りません。


個性を出せるように頑張りましょう。意見を言うのが苦手な人におすすめなのは、発表用のパネルや書類を書きながら、チームの考えを補っていくことです。


④途中で疑問が生じても無視もしくは控えてしまう

⇒本題からそれたときなど、あなたの発言でチームが上手くいくこともあります


グループでの話し合いが進むとその流れを止めたくないという心理が働き、流れに身を任せてしまう人がいます。すると途中で疑問などを感じてもそのままにしておくことになり、結果としてアウトプットが悪くなってしまうのです。


もちろん、話の流れを意識することは重要なのですが議題が逸れたり、見当違いのことが話されている場合は一歩引いたところから冷静に指摘することも必要です。妥協することなくアイデアをよくするという一心で動きましょう。もしかしたらその疑問にはあなたしか気がついていないかもしれません。気がついた人が意見する、それがチームワークです。


まとめ


グループワークで受かるために必要なのは、以下の通りです。


・グループワークの評価は、①コミュニケーション、②協力姿勢、③主体的行動力、④課題解決力
・評価の逆になるような立ち回りをすると心象が悪い
・ポイントは「尊重しつつ、妥協せず。」


上に書いたように、就活のグループワークは気を付けるポイントが多く受からないのではと苦手意識を持つ就活生も少なくありません。ですが一方で、やり方さえ分かって慣れてしまえば、連続して通過できるようになります。


自分に向いている役割を探すには、自己分析が役に立ちます。それにエージェントなど人と話しながら作戦を決めていくのも良いですね。


また、グループワークは例年開催されるものなので、先輩や就活エージェントなど経験豊富な人たちからコツを教えてもらうのも助けになります。


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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