三菱商事

CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など

B. 社会やお客さんに対する貢献の形

C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

◼︎まとめ

 三菱商事は、商社業界トップの成績を誇る会社です(2017年3月時点)。総合商社の中でも「住友商事」「伊藤忠商事」「丸紅」「三井物産」と共に「5大商社」と称され、学生からの就職人気も高い大手企業です。2015年・2016年頃の資源安で業界首位から陥落するものの、2017年3月現在、最終利益で再びトップへと返り咲きました。三菱商事は年収が20代後半の男性で950万円で商社業界トップです。

 社風を表して「組織の三菱」と言われるように、商社業界の中でも個人主義というよりもチームでの活動を重んじたり、新人の教育に力を入れる傾向にあると言われています。そして三菱商事の採用においては、組織を持続させるには何より「人」が資産であるとの考えから人間力のある人材を求めています。

 三菱商事本体では事業が8つのグループに分かれており、生活産業・地球環境/インフラ・新産業金融・エネルギー・ビジネスサービス・金属・化学品・機械といった幅広い分野でビジネス展開をしています。


 ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!


A. 企業の理念、雰囲気、文化など

 企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。


 三菱商事は三菱グループの企業の一つです。グループ全体として豊かな社会の実現に貢献することを目指しグローバルな総合事業会社として企業価値向上を図りつつ、社会の持続的発展に貢献していくことを目指しています。

 三菱商事の理念は創業以来の社是である「三綱領」に従っており、この「三綱領」が原点となっています。ここで、そんな三菱商事の代表的な理念をまとめた「三綱領」をご紹介します。

所期奉公-事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。
処事公明-公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性・透明性を堅持する。
立業貿易-全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。

 基本的にはこの「三綱領」の考え方が事業展開や企業文化にも反映されています。三菱商事の選考を受けたいと考えている方なら覚えておきましょう!


 三菱商事の社風としては、冒頭でも述べたように「組織の三菱」と言われるような営業本部ごとの管理の強さが特徴の一つです。体育会系気質で上下関係を重んじる傾向はありますが、部署によってその厳しさが変わってくるそうです。

 組織として新入社員を育てる文化があり、新卒は10年間近くかけて育てていきます。若手にチャレンジさせる文化もあり、海外研修制度にて年間約150名程度が世界各国へと派遣されています。また、短期間で部門を超えた人事はあまりなく、終身雇用が前提の人事制度となっています。


 コンプライアンスを重視する傾向にあるため、個人プレーというよりチームワークを活かしての仕事ができると言えますが、保守的・官僚的と感じる人も多いかもしれません。また、細かいルールとマニュアルがしっかり存在しています。それゆえ多数の事業領域に存在する案件を管理できる一方、人によっては窮屈に感じることもあるかもしれません。


B. 社会やお客さんに対する貢献の形

 「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。


 三菱商事では「環境・CSR委員会」というものを設置しています。これは環境・CSR全般の基本方針検討のための組織として設置され、副社長が委員長を務めます。三菱商事の主な社会貢献活動としては、

・森林保全プロジェクト

・サンゴ礁保全プロジェクト

・DREAM AS ONE.プロジェクト

などがあり、7つのテーマをもって活動しています。


 また、業務としては生産者と製造者、製造者と小売といった「売り手」と「買い手」のパイプ役になります。そのため自分がつないだ人々はもちろん、自分がパイプとなって新たなモノの流れができあがり、社会に広く自分の仕事の成果物が届くことにもなります。さらに三菱商事の事業領域は幅広く、キャリアとしても幅広い経験を積むことができます。

 身近なコンビニの一つであるローソンも、実は三菱商事のグループ企業の一つです。そんな消費者にとって身近なところにより良いものを提供できるお仕事ができるかもしれません。


C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

 「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。


 個人プレーよりもチームワーク主義で、新卒を10年近くかけてしっかり組織で教育していく考え方であるという点からも、実力主義的な文化ではないようです。人事評価も教育期間中の10年近くは横並びです。この点は実力主義志向の方からすると物足りなさや窮屈さを感じるかもしれませんが、教育がしっかりしているため大手企業のビジネスマンとしての社会力は身につきます。

 一方で若手のチャレンジを推奨すべく海外研修の制度を設けており、実際に年間で約150名程度を海外に派遣しているという点も人によっては大きな魅力かもしれません。


D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

 「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。


 一般的に商社業界(特に総合職)に共通している点ではありますが、三菱商事での仕事は非常に忙しいようです。そんな中でも優秀な人材が非常に多くあつまるこの環境でスキルを磨きたいという人に向いている企業ではありますが、働きやすさに向けた取り組みもあります。


 三菱商事には社員寮や社員食堂など大手企業ならではの充実した設備があるだけでなく、若手の教育、外国籍人材や女性の活躍を推進する取り組み、ダイバーシティ人材に対する理解促進の取り組みなども行っています。女性の活躍という点ではここ8年程度で女性管理職比率を約3%から約9%まで向上させたり、育児支援制度として託児所の確保や柔軟な勤務時間を設定したりしています。

 実際に、女性活躍推進の優良企業として2017年1月に厚生労働省から「えるぼし認定(2段階目)」を受けたり、同様の理由から2014年3月には「なでしこ銘柄2014」に選定されていました。また、2017年1月には「くるみん認定」の中でも特に高水準の育児両立支援を行う子育てサポート企業として、厚生労働省から「プラチナくるみん認定」を受けました。


E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

 「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。


 東京都の丸の内に本社を構える三菱商事。有価証券報告書調べでは、平均年収は1300~1400万円とかなり高い水準です。ちなみに2017年3月期決算時点での規模は以下のとおりです。

資本金:2,044億円

売上高:6兆4,257億円(前年比-7.2%)

利益:税引前利益6,014億円・純利益4,402億円

子会社・従業員数:子会社834社・従業員77,164名


 また、三菱商事グループの連結対象会社は600社を超え、グループ全体での従業員数は7万人以上、拠点は90カ国200カ所以上の大規模なグローバル企業となっています。


 なお三菱商事の強みとしては、他社に比べて資金の調達力が圧倒的に強く、それを可能とする事業基盤とネームバリューと信頼です。また、一極に集中せず、バランスよくまたがっている事業基盤が存在していることも強みとなっています。グローバルでのネットワーク力も非常に強いです。


◼︎まとめ

 さて、ここまで三菱商事についてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分が三菱商事に合っていそうか、しっかりと自分の軸を持って考えてみてくださいね!


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