東京海上日動

CONTENTS

A. 企業の理念、雰囲気、文化など

B. 社会やお客さんに対する貢献の形

C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

◼︎まとめ

 東京海上日動は、日本全国に約120支店・営業部、400ヵ所以上の支社・営業室、海外38ヵ国にネットワークを持つ大手損害保険会社です。約140年の歴史を持つ日本初の損害保険会社であり、リーディングカンパニーとして海外保険事業や生命保険事業への進出など長年挑戦を続けています。

 最近では、2015年に金融機関で最大級の約9000億円という莫大な資金を投じ、米保険グループHCCを買収するなど、海外展開にも積極的に取り組み、グローバルに挑戦を続けています。


 ここからは、企業研究でチェックすべきポイントでの分類に沿って企業情報をご紹介していきます!


A. 企業の理念、雰囲気、文化など

 企業理念、経営者の想いや会社の雰囲気・文化が大切だと考えている方は必見の項目です。


 東京海上日動の経営理念とグループメッセージを紹介します(東京海上日動HPより引用)。

1.経営理念

お客さまの信頼をあらゆる事業活動の原点におき、「安心と安全」の提供を通じて、豊かで快適な社会生活と経済の発展に貢献します。
お客様に最大のご満足を頂ける商品・サービスをお届けし、お客様の暮らしと事業の発展に貢献します。
収益性・成長性・健全性において世界トップクラスの事業をグローバルに展開し、東京海上グループの中核企業として株主の負託に応えます。
代理店と心のかよったパートナーとして互いに協力し、研鑽し、相互の発展を図ります。
社員一人ひとりが創造性を発揮できる自由闊達な企業風土を築きます。
良き企業市民として、地球環境保護、人権尊重、コンプライアンス、社会貢献等の社会的責任を果たし、広く地域・社会に貢献します。

2.グループメッセージ

「To Be a Good Company」
「いざ」というとき、お役に立ちたい。
万が一のときも、新たな一歩を踏み出すときも。
お客様と社会のあらゆる「いざ」を支える、強くやさしい存在でありたい。
この思いを日々の行動として積み重ね、すべての人や社会から信頼される
良い会社“Good Company”を目指し、挑戦を続けてゆきます。

 東京海上日動は、大手日系企業によくある体育会気質で縦社会的という特徴があるようですが、経営理念にもあるように「自由闊達」という社風もあります。自分で考え、行動し、答えを見つけるという文化が根付いており、仕事の進め方などの過程部分は個人の裁量に任せられることが多いそうです。

 また、東京海上日動では「人が財産だ」という言葉をよく耳にします。これは、形のある製品を扱わず、製造設備等を持たない損害保険会社において、「人材」が最も貴重な経営資源であり、お客さまの信頼、ひいては社会的信用力の根源であるという考えからきています。一人ひとりの社員に「情熱」「責任」「専門性」を持って仕事に取り組む姿勢と、お客さまや社員と良好なコミュニケーションを図る「人間力」が大切なようです。


B. 社会やお客さんに対する貢献の形

 「誰かの役に立つことがしたい」「企業として社会に貢献すべき」といった志向の方は押さえておきたい項目です。


 東京海上日動含め東京海上日動グループは、安心・安全な未来に向けて挑戦を続けるため、サステイナブルな未来づくりのため、グループ一丸となって3つのCSR主要テーマに取り組んでいます。

 一つ目は、商品やサービスを通して「安心・安全をお届けする」こと、二つ目は、マングローブ植林活動などを通じて「地球を守る」こと、三つ目は、性別・年齢・障害などによらず、すべての人々に質の高い教育を提供し「人を支える」ことです。


 損害保険業務は、災害や事故等のいざという時に金銭面でお客さまを支える仕事です。そのため、A.の項目でも述べましたが、東京海上日動では、一人ひとりに寄り添った適切なコミュニケーションをとり、誠意をもって対応できる「人間力」が求められるでしょう。


C. 成果主義・年功序列、昇進・教育、若手の活躍など

 「どんどん成長したい」「若いうちから活躍したい」という志向の方であれば見ておきたい項目です。


 東京海上日動では、入社後にビジネスマナーや損害保険の基礎知識を学ぶ導入研修を行い、その後も1年目の間に数度のフォローアップ研修が行われます。さらに、原則として1年間、先輩社員がマンツーマンで新入社員の指導や相談にあたるSP制度というものもあります。

 SP制度ではただ単に答えを教えるだけではなく、ヒントを与え、新入社員が自ら考え、解決する力を養います。また、1~3年目は業務知識と基礎知識の習得を目指し、e-learningや専門能力向上研修等を実施します。


 このように、東京海上日動は若手のうちから活躍するというより、若手のうちにしっかりと教育・育成し、スキルアップさせることに力を入れています。10年3場所という人事制度があるので、10年間は様々な業務を経験・習得する期間と言えるかもしれません。

 

D. 研修教育の制度、福利厚生、残業、勤務地など

 「自分に合った働き方をしたい」「会社にどんな制度があるかが大事」という方はチェックしたい項目です。


 東京海上日動では、本人のキャリアビジョンに応じて以下2種類の働き方から1つ選ぶことができます。

1.グローバルコース従業員:国内外を問わない勤務地域において経験を重ね、キャリアアップを図るコース。

2.エリアコース従業員:一定の勤務地域において経験を重ね、本人のキャリアビジョンに応じてキャリアアップを図るコース。本人の同意なしに住居の転移を伴う転勤を行うことはないが、入社後に一定のエリア内において転居転勤がある「ワイド型」を選択することが可能。


 東京海上日動の人事制度は、能力の発揮度に応じて各自のStageが定まる「Stage」制度を導入しています。このStageが同じであれば、グローバルコース・エリアコースに関わらず、同様の役割や責任のある仕事にチャレンジすることができます。


 完全週休二日制で、祝日、年末年始の休日、年2回の5日間特別連続休暇、育児休暇など基本的な休暇を取得することができます。グラウンドやテニスコート等各種福利厚生施設も整っており、多くの社員が所属する部活動も活発に活動しています。

 また、東京海上日動は女性従業員が全体の約半数を占めていることもあり、女性の活躍推進に力を入れています。JOBリクエスト制度や産休・育休取得者向けセミナー、短時間勤務、退職再雇用制度などの様々な母性保護・育児支援制度を整え、女性社員が育児をしながらキャリアを築ける環境を整備するとともに、多様な働き方に対する理解促進に努めています。

 2013年度に経済産業省主催の「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞、2013年度と2015年度に「なでしこ銘柄」に選定されるなど、女性活躍推進の取り組みが社外からも高く評価されています。


E. 業界内の位置付け、年収、オフィス環境など

 「いい企業に勤めたい」「高い年収を目指したい」といった方は確認しておきたい項目です。


 東京海上日動は損害保険業界首位で、圧倒的なシェアを誇っています。業界トップの企業だけあり、同業他社に比べてブランド力や年収は高いと言えます。有価証券報告書調べによると、東京海上日動の平均年収は約1348万円です。

 また、オフィスは全国に数多くありますが、本店は金融大手企業が集う丸の内に構えています。

 社会貢献性と同時に、ブランド力やトップ水準の年収など多数の魅力を持つ東京海上日動は、就職人気ランキングでは常に上位に位置しており、特に文系の学生から高い人気を得ています。


◼︎まとめ

 さて、ここまで東京海上日動についてザッと特徴やポイントをご紹介してきましたが、企業に対する理解は深まったでしょうか?自分の就活軸を明確にし、改めて東京海上日動が自分に合っている企業かどうか考えてみてくださいね!


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編集者

JobSpring Online編集部

後悔のない就活を応援するメディア「JobSpring Online」のメディア編集チーム。

構成メンバー: コンサルタント、人材業界マーケター、学生ライター、etc.

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